・YouTubeで稼ぎたい
・YouTubeでこれから伸びるジャンルは何?
こんな悩みはありませんか。
YouTubeでこれから稼ごうと思った場合、ジャンル選びはとても重要です。ジャンルを間違えてしまうと収益化が困難です。なぜなら、今人気のあるジャンルはライバルが大勢いるため、今から参入しても多くのライバルに埋もれてしまうからです。そして人気のないジャンルはそもそも再生回数を稼ぐことができません。
結論から言うと、これからYouTubeで稼ごうと思ったら、「ジャンル+ターゲット」をセットにしたジャンル選びが重要です。なぜなら、既に人気のジャンルでもターゲットを変えることで新たな市場を開拓できるからです。
この記事では、YouTubeで稼げる狙い目のジャンルの条件や、これからYouTubeを始める人も参入しやすい狙い目のジャンルを厳選して6つ紹介します。これからYouTubeを始めようと思っている人はジャンルの決め方の参考にもなるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
YouTubeで稼げる狙い目のジャンルの条件
この記事を書いている2024年3月の時点で、YouTubeで収益を得るためには、チャンネル登録者数1,000人と過去1年の総再生時間4,000時間を達成する必要があります。
そのため、以下のような条件に当てはまったジャンルを選ぶことが大切です。
- 視聴者数が多いジャンル
- ライバルが少ないジャンル
- ネタが豊富にあるジャンル
- 長尺動画が作りやすいジャンル
それでは、それぞれを詳しく説明します。
視聴者数が多いジャンル
視聴者数が多いジャンルは競争率が高いように思えますが、実は必ずしもそうではありません。ニッチなジャンルに比べて、視聴者数が多いジャンルには潜在的な視聴者も多く存在します。動画の内容やターゲット層を絞ることで、競合との差別化を図りやすくなり、参入障壁も比較的低いと言えます。
また、視聴者数が多いジャンルは、広告収入を得やすいというメリットがあります。多くの視聴者がいるということは、多くの広告表示機会があるということです。
視聴者が多いジャンルは、チャンネル登録者数や視聴時間の条件を満たしやすくなり、収益化のハードルも低くなります。
ライバルが少ないジャンル
ライバルが少ないジャンルは、競争相手が少ないため、独自のコンテンツを作りやすいというメリットがあります。他のチャンネルと似たような動画ではなく、オリジナリティのある動画を制作することで、視聴者の注目を集めやすくなります。
また、検索結果で上位表示されやすいというメリットがあります。動画の数が少ないため、自分の動画が視聴者に発見されやすくなります。
ネタが豊富にあるジャンル
ネタが豊富なジャンルは、動画制作のアイデアが枯渇しにくいため、継続的に動画を制作しやすいというメリットがあります。常に新しいネタを見つけることができ、視聴者に対して新鮮なコンテンツを提供し続けることができます。
YouTubeの収益化の条件を達成するためには、ある程度の動画本数を公開する必要があります。そのため、ネタが尽きてしまうと、最悪の場合は収益化が達成できなくなってしまいます。
また、動画の公開頻度が下がってしまうと、チャンネル登録者数が減少してしまう可能性も高く、再生回数の減少に繋がってしまいます。
YouTubeは収益化が達成してからが本当のスタートです。安定した収益を上げるためには、視聴者が満足する動画の公開を続けることが大切です。
長尺動画が作りやすいジャンル
長尺動画は、短尺動画に比べて情報量が多くなり、専門性をアピールしやすくなります。専門的な知識や技術を扱うジャンルでは、長尺動画の方が視聴者に深い理解を与えることができ、チャンネルの信頼性を高めることができます。
視聴者が長く動画を視聴してくれると、チャンネルの動画総再生時間が増えるため、YouTubeからおすすめ動画や関連動画に表示されやすくなります。
また、長尺動画は動画の間に広告を挟むことができるため、1回の動画再生で得られる広告料が高くなります。
YouTubeで稼げる狙い目のジャンル5選
稼げる狙い目のジャンルの条件を満たすジャンルは探せば沢山あります。この記事では、YouTube初心者でも参入しやすいジャンルを厳選して5つ紹介します。
- 日本観光紹介+韓国語
- 日本伝統+英語
- 教育+シニア
- 動画制作+YouTuber
- AI+50代会社員
日本観光紹介+韓国語
コロナの影響で落ち込んでいた訪日外国人観光客も2023年の急回復から継続して2024年も更なる増加が見込まれています。
日本政府観光局がまとめた訪日外客数によると、韓国からの観光客が最も多く、2024年1月に訪れた外国人、約270万の1/3に達します。
YouTubeの日本人をターゲットにした旅行ジャンルは国内旅行も海外旅行も旅行会社が参入していて、ともにレッドオーシャンですが、「日本への旅行を検討している韓国人」をターゲットにするとライバルが激減します。
韓国語を話すことができなくても、テロップやテキスト読み上げソフトを活用することで、韓国人向けの動画を制作することができます。
また、日本人をターゲットにした観光スポットの紹介動画はYouTubeに沢山あるため、動画のネタ作りに苦労することはありません。
その他にも、「韓国語が通じるホテル○選」など特に韓国人に喜ばれるキーワードを探して、ライバルと差別化させましょう。
この記事では韓国人を例にしましたが、中国人向けや欧米人向けにアレンジすることも可能です。
日本伝統+英語
モテナス日本が取った「日本への旅行時の体験についてのアンケート」を見ると、思った以上に外国人は日本の伝統文化に興味を持っているかわかります。
外国人が興味を持っている日本文化の中には日本人でも馴染みのないジャンルも多く、ニッチなジャンルです。しかし、外国人をターゲットに英語で動画を制作すれば需要が拡大します。
実は、YouTubeの利用者率でみると、日本人の利用率は世界から見て5%しかありません。1位はインドで2位はアメリカです。日本に興味を持っている外国人の潜在視聴者を取込むことが可能です。
日本の伝統文化の中でも外国人に人気があるのは、歌舞伎、侍、忍者です。これらでチャンネルを作成するのはハードルが高いかもしれませんが、成功すれば収益化に繋がります。
また、趣味で書道や工芸品の製作などをやっている人は、ハウツー系のチャンネルがおすすめです。
日本伝統とは少し異なりますが、日本食も外国人から人気です。例えば、家庭の食卓に上がる味噌汁も立派な日本食です。
・「味噌汁の作り方-日本人が作る家庭の味」
・「How to cooking,japanese miso soup:Home-cooked food」
味噌汁の他にも、お好み焼きや、おでん、だし巻き卵など、ネタは沢山あります。しかも、日本人が作っているので、外国人からの信頼性も上がります。
教育+シニア
人生100年時代と言われるようになり、健康で過ごせる寿命も今では72歳以上にまで延びています。
結論から言うと、60代以上をターゲットにしたチャンネルはどんなジャンルでも需要は伸びる傾向にあります。なぜなら、第2次ベビーブーム世代が現在50歳前後に控えているからです。
Statistaの調べによると2025年に日本人YouTubeユーザーは9,762万人に達すると言われています。また、NTTドコモのモバイル社会研究所の調べによると、日本の年代別YouTube利用者数の割合は以下の通りです。
年代別で「YouTubeの認知と利用状況」を見ると、どの世代でも9割超が認知。70代でも90.7%が認知しており、全体平均は96.5%に達する。利用率は全体平均で67.7%。10~20代が8割超、30~40代が7割超、50~60代も半数を超える。唯一70代が49.0%で半数を割った。
引用元:動画サービス利用とYouTube利用動向
次に総務省統計局が2023年4月12日公表したデータ「人口推計(2022年(令和4年)10月1日現在)」を見てみましょう。男女別人口の割合は以下の画像の通りになります。
モバイル社会研究所と総務省統計局の調査結果まとめると以下のような表になります。
年代 | 人口(千人) | YouTube利用率 | 想定利用者数(千人) |
---|---|---|---|
20代 | 12,675 | 85% | 10,774 |
30代 | 13,658 | 75% | 10,244 |
40代 | 17,408 | 75% | 13,056 |
50代 | 17,510 | 55% | 9,631 |
60代 | 14,980 | 55% | 8,239 |
70代 | 16,367 | 49% | 8,020 |
狙い目のジャンルの条件でも上げましたが、視聴者数が多い事は収益化を狙う上で絶対条件です。年代別で見ると40代が一番YouTubeを利用していますが、60代以上を一纏めにすると40代よりもYouTube利用者数が多くなります。
60代をターゲットにした場合、おすすめのジャンルは「教育」です。特に定年後の再雇用に有利な資格に関するジャンルです。仕事や子育てがひと段落着いた60代の趣味の第1位は旅行です。それ以外にも孫へのお小遣いなど、何かとお金が必要です。定年退職者や定年間際でお金を増やしたいと思っている人がターゲットです。
例えば、「宅地建物取引士」や「介護事務」などの資格取得のための解説動画や、実際に「タクシー運転手」や「電気工事士」などの職業に再就職した人におすすめできるジャンルです。
動画制作+YouTuber
この記事を見てる人は、YouTubeで収益を上げたいと思っている人ですよね。YouTubeにも「YouTube攻略」ジャンルがあります。
YouTubeの動画制作は以下の手順で行います。
1.市場リサーチ
2.キーワード選定
3.タイトル決定
4.動画構成
5.撮影・素材集め
6.編集
しかし、これらのYouTube攻略ジャンルは「キーワード選定」や「タイトル」、「サムネイル」の解説動画が大半で、「動画制作」特に「動画撮影」に重点を置いた解説動画は少ないです。
また、動画撮影テクニックのジャンルもありますが、YouTuberをターゲットにしたYouTube動画に特化したチャンネルも多くありません。
YouTubeには様々なジャンルがあります。屋内撮影や屋外撮影、アクションカメラを使ったスピード感のある動画、他にも空撮や水中撮影、はたまたゲーム実況のようにゲーム画面をライブ配信する場合もあります。
大半の初心者YouTuberは「この動画ってどうやって撮影しているんだろう?」と疑問に思っています。YouTubeは視聴者の問題を解決するチャンネルを評価する傾向にあります。
「ジャンル別に動画の撮影方法を解説する」動画を制作することで、初心者YouTuberからの需要があります。また、人気YouTuberの動画が沢山あるので、ネタが尽きることはありません。
AI+50代会社員
AIジャンルは2023年から急激に伸びているジャンルです。「AI副業」や「AI美女」など、主に稼ぐ系のジャンルが乱立しており、今から個人が参入しても収益化は難しいジャンルです。
AIやDXという言葉が当たり前になってきた今、会社で経営陣や上司から「これからの時代はDX化が重要だ」と一度は言われた社会人の人も多いのではないでしょうか。
業務にChatGPTなどを活用して効率化を図るZ世代が多い中、時代に取り残されたと危機感や劣等感を感じている50代が多いのも事実です。
また、AIに仕事を奪われてしまうのでは?と、不安に感じている会社員もいます。
AI+ExcelやAI+Pythonといった動画は既に沢山あるので、ネタに困ることはありません。AIに苦手意識を持った50代にいかにして動画を見てもらうかを工夫しましょう
AI+50代会社員への切り口は沢山あります。例えば、単純に「AIを使った仕事術」や「AIで成功した人の紹介」、「AI分野でZ世代にマウントを取る方法」などです。
もちろん、50代でも前向きにAIを活用している人もターゲットにできます。
今後、AIは加速度的に進歩していく技術です。AIジャンルを作る場合は自身も最新の情報を得ることができるように常に学習する必要があるジャンルです。
まとめ
いかがでしたか。
YouTubeで稼げる狙い目のジャンルを5つ紹介しました。
- 視聴者数が多いジャンル
- ライバルが少ないジャンル
- ネタが豊富にあるジャンル
- 長尺動画が作りやすいジャンル
- 日本観光紹介+韓国語
- 日本伝統+英語
- 教育+シニア
- 動画制作+YouTuber
- AI+50代会社員
20代、30代はTikTokやYouTubeショートに人気が集まっている傾向にあり、通常動画の視聴者は40代以上が多いということを覚えておけば、ジャンルを選ぶときの基準になります。
ジャンルが決まったら、チャンネル運営方法のプランを立てて効率的にチャンネルを育てましょう。当面はチャンネル登録者数を増やすことが目的になります。
しかし、やみくもに動画を投稿してもチャンネル登録者数は増えません。次の記事でチャンネル登録者数を増やすための戦略を紹介しているので、良かったら参考にしてくださいね。
この記事が参考になれば幸いです。