・サブチャンネルを作ろうか検討している
・サブチャンネルを作るデメリットを知りたい
・サブチャンネルってどうやって作るの?
こんな悩みはありませんか?
メインチャンネルの他にサブチャンネルを複数持っているYouTuberをよく見ますよね。この記事に辿り着いた人も、サブチャンネルの作成を検討しているかと思います。
結論からいうと、次のような方はサブチャンネルの作成を検討した方が良いです。
- メインチャンネルのリスク回避したい
- 別ジャンルのチャンネルを作りたい
- メインチャンネルの評価を下げたくない
- コアなファンの獲得したい
まだメインチャンネルの収益化ができていない人や、公開動画本数が少ない人はメインチャンネルに注力したほうが良いです。なぜなら、サブチャンネルを作ることによるメリットよりデメリットの方が大きいからです。
この記事では、YouTubeのサブチャンネルの作成した方が良い場合の理由と、サブチャンネルを作った時のメリット・デメリットを詳しく紹介しますので、サブチャンネルの作成を検討している人は是非最後まで読んで、参考にしてくださいね。
YouTubeサブチャンネルを作る理由
メインチャンネルのリスク回避
メインチャンネルとサブチャンネルの両方とも収益化をすることで、どちらかのチャンネルが予期せぬアカウント停止になってしまっても、収益がゼロになってしまうことを防ぐことができます。
また、メインチャンネルとサブチャンネルで収益源を分散することで、一方が低迷しても収入を安定させることができます。
しかし、収益的なリスク回避のためのサブチャンネルはあくまで、いずれかのチャンネルで違反警告を受けた場合の復旧作業までの保険です。
YouTubeヘルプに次のような記述があります。
違反警告を受けた場合の対処方法
引用元:YouTubeヘルプ
引き続き YouTube を利用できるよう、次の対応をお願いいたします。
1.コミュニティ ガイドラインをご覧いただき、ご自身のコンテンツがポリシーに準拠しているか確認します。
2.チャンネルが違反警告を誤って受けたと思われる場合は、お知らせください。決定に対する再審査請求は、こちらで行えます。
なお、YouTube は独自の裁量により、クリエイターのコンテンツ作成機能を制限する権利を有します。YouTube のチャンネルでいずれかの機能が無効化または制限されることがあります。
このような場合に、別のチャンネルを使用、作成、取得して制限を回避する行為は禁止されています。この禁止規定は、YouTube チャンネルへの制限が有効である限り適用されます。この制限に対する違反は、YouTube の利用規約では技術的保護手段の回避とみなされ、既存のすべての YouTube チャンネル、新しく作成または取得するすべてのチャンネル、クリエイターが繰り返しまたは目立つ方法で紹介されるチャンネルが停止される場合があります。
要約すると、YouTube独自の裁量で「別チャンネルを作って違反を回避しているぞ」と判断された場合は全てのチャンネルが停止される可能性がある。ということです。
例えば、メインチャンネルが違反警告を受けている場合、メインチャンネルを放置してサブチャンネルで新たに動画を公開するのではなく、メインチャンネルの復旧を急ぎましょう。
別ジャンルのチャンネルを作りたい
YouTubeはチャンネルのジャンルを特化させることで、どのようなジャンルのチャンネルかどうかを調べて視聴者におすすめの動画を紹介しています。
そのため、メインチャンネルのジャンルと違うジャンルも公開する時はサブチャンネルを作り、メインチャンネルの専門性を損なわないようにできます。
ただし、なんでもかんでも別ジャンルならチャンネルを分ければ良いというわけではありません。
YouTubeのチャンネルを運営するうえで一番大切なことは視聴者は何を求めているかを考えることです。
視聴者は大きく次の2パターンに分けることができます。
・あなた自身に興味がある
・ジャンルに興味がある
投稿者のあなた自身に興味を持っている視聴者が多い場合は、投稿者がジャンルに拘らず動画を公開しても視聴者が興味を失うということは少ないです。
逆に、ジャンルに興味がある視聴者が多い場合は、同じチャンネルの中で色々なジャンルの動画を公開してしまうと、視聴者に興味を持ってもらえずチャンネル登録者数も伸びません。また、YouTubeもどんなジャンルのチャンネルか判断できなくなってしまい、検索結果や関連動画に表示されないようになってしまいます。
別ジャンルのチャンネルを作るかどうか判断する時は、次に公開しようとしている動画が視聴者に求められているものどうかを基準にしましょう。
メインチャンネルの評価を下げたくない
すでにメインチャンネルがブランドイメージが確立されている場合、公開済の動画と違う方向性の動画を公開して既存のファンを逃がしたくないですよね。
方向性の違う動画を公開して、視聴者の反応を見るような実験的な運用をサブチャンネルで行えばメインチャンネルへの影響はほぼありません。
コアなファンの獲得したい
メインチャンネルには編集された動画を公開すると思いますが、1本の動画を完成させるためには不要になったカットやNG集、製作裏話などがありますよね。
メインチャンネルには公開できないけど、苦労して作った結果ボツ企画になってしまった動画や、使用しなかったカットをサブチャンネルで公開することで、コアなファンを獲得できる可能性があります。
他にも、例えば「ひき肉です」で一躍有名になった「ちょんまげ小僧」のひき肉さんも「ひき肉【ちょんまげ小僧】」というサブチャンネルを2023年12月18日に登録しました。
このようにメインチャンネルからコンテンツを抜き出してサブチャンネルを作ることでもコアなファンを獲得できる可能性があります。
YouTubeサブチャンネルを作るメリット
サブチャンネルを作ることで得られるメリットは沢山あります。
- 視聴者のニーズに合わせやすくなる
- リスクヘッジ
- 実験的な企画に挑戦
- 視聴者層の拡大
- モチベーション維持
- 動画編集技術の向上
それぞれを深掘りして紹介します。
視聴者のニーズに合わせやすくなる
メインチャンネルと異なるジャンルの動画を投稿することで、視聴者層を明確に分け、ターゲットに合わせたコンテンツ配信が可能になります。
特定のジャンルに特化させることで専門性も高まり、チャンネル登録者数や視聴回数の向上につながるため、広告収入やアフィリエイト収入の増加に繋がる可能性も高まります。
リスクヘッジ
サブチャンネルを作る理由でも書きましたが、メインチャンネルとサブチャンネルで収益源を分散することで、一方が低迷しても収入を安定させることができます。
実験的な企画に挑戦
メインチャンネルとは違う企画や編集スタイルを試すことで、視聴者の反応を測り、メインチャンネルの改善に役立てることができます。
視聴者層の拡大
メインチャンネルとは異なる層の視聴者を獲得し、チャンネル全体の成長を促進することができます。サブチャンネルのジャンルによっては、メインチャンネルへ流入させることも可能なためチャンネル内の回遊率の増加も見込めます。
モチベーション維持
一つのジャンルを作り続けると、どうしてもネタが思いつかずスランプに陥ったりしてモチベーションが下がる時がありますよね。
メインチャンネルとは別のテーマで動画制作に取り組むことで気分転換にもなり、モチベーションを維持しながら創作活動を継続することができます。
YouTubeを続けるためにはモチベーションの維持が必要不可欠な要素です。
動画編集技術の向上
YouTubeはジャンルによって動画の構成や動画を彩るエフェクトに特徴があります。
例えば、室内で定点カメラを使用して撮影した映像をジャンプカットする場合と、屋外でアクションカメラで動きのある映像をジャンプカットする場合、同じ作業でも必要とされるスキルは変わります。
他にもコメディ色が強めのジャンルとニュースジャンルではテロップの入れ方も全く違いますよね。もしかしたら、プライバシー保護の関係で映像にモザイクを入れる必要もあるかもしれません。
このようにサブチャンネルを作ることで、いままで使っていなかった動画編集技術を使う機会が増えるため、動画編集技術の向上が見込めます。
YouTubeサブチャンネルを作るデメリット
サブチャンネルを作ることでメリットだけではなく、少なからずデメリットもあります。
- 時間と労力が2倍になる
- 成長速度の遅延
- 収益化の難しさ
それぞれを深掘りして紹介します。
時間と労力が2倍になる
サブチャンネルを作る最大のデメリットが時間と労力が2倍になることです。
メインチャンネルに加えてサブチャンネルを運営することは、動画制作、編集、投稿、視聴者対応など、すべての作業が2倍になるため、時間と労力が大幅に増加します。
メインチャンネルで撮影した素材を使える場合はまだ良いですが、全く異なるジャンルのサブチャンネルにした場合は、撮影にかかる労力は2倍どころか3倍にも4倍にも膨れ上がります。
成長速度の遅延
2つのチャンネルを同時に成長させるのは難しく、どちらか一方の成長速度が遅れてしまう可能性があります。
大抵の場合、新しく作ったサブチャンネルの収益化に注力することになると思いますが、その間はメインチャンネルの更新が止まります。
定期的に公開される動画を楽しみにしている視聴者は、動画が公開されないことでチャンネルから離れていってしまうリスクがあります。
収益化の難しさ
サブチャンネルをメインチャンネルと全く異なるジャンルにした場合、メインチャンネルよりも収益化が難しく収益化できるまでに時間がかかる場合もあります。なぜなら、サブチャンネルは新規チャンネルとなるため、ゼロから集客をする必要があるからです。
とは言え、メインチャンネルで得た豊富なチャンネル運営ノウハウを持っていることは新規参入者より絶大な強みです。
- 高品質な動画を制作し、視聴者満足度を高める
- 積極的にチャンネル紹介を行い、認知度を向上させる
- SEO対策を行い、検索結果で上位に表示されるようにする
サブチャンネルは、メインチャンネルとは異なる戦略で運営する必要があります。時間と労力をかけて丁寧に育てていくことで、収益化できる可能性を高めることができます。
まとめ
いかがでしたか。
YouTubeのサブチャンネルの作成した方が良い場合の理由と、サブチャンネルを作った時のメリット・デメリットを詳しく紹介しました。
- メインチャンネルのリスク回避したい
- 別ジャンルのチャンネルを作りたい
- メインチャンネルの評価を下げたくない
- コアなファンの獲得したい
- 視聴者のニーズに合わせやすくなる
- リスクヘッジ
- 実験的な企画に挑戦
- 視聴者層の拡大
- モチベーション維持
- 動画編集技術の向上
- 時間と労力が2倍になる
- 成長速度の遅延
- 収益化の難しさ
YouTubeの収益が増えてきた人はリスク対策のためにサブチャンネルは絶対に必要だと感じます。まだメインチャンネルが育っていない人はサブチャンネルを作って労力を分散させるのではなく、メインチャンネルの運営に注力しましょう。
この記事があなたのYouTube運営の役に立つことを祈ります。