頑張って編集した力作の動画の視聴維持率が低くて、最後まで動画を見てもらえない。最後まで動画を見てもらえない原因を突き止めることができずに悩んでいる人は多いです。
視聴維持率はYouTubeが動画を評価するための指標の一つです。視聴維持率はどれだけ動画が長く見られたかを表したもので、視聴維持率が高いとおすすめ動画や関連動画に表示されやすくなります。
YouTubeのチャンネル開設直後で再生回数やチャンネル登録者数が少ない間は、特に視聴維持率の高い動画を公開する必要があります。
結論から言うと、視聴維持率を上げるためには動画のオープニング10秒で視聴者が離脱しないようにする必要があります。なぜなら、大抵の視聴者はオープニング10秒で期待していた動画か判断してしまうからです。
視聴者から「期待していた動画と違う」と判断されてしまうと、他の動画に移動されてしまい、その視聴者はもう一度あなたの動画を見てくれる可能性はかなり低くなってしまいます。
逆に視聴者がオープニング10秒以降も動画を視聴してくれている場合は「期待していた動画」と判断して最後まで見てもらえて、視聴維持率も50%から60%をキープできる可能性が高いです。
そのため、動画制作はオープニング10秒の編集に一番力をいれましょう。
この記事は、動画の視聴維持率が低くて悩んでいる人や、オープニング動画の作り方のコツを知りたい人に向けて、YouTubeのオープニング10秒で離脱される原因と離脱されないようにする対策を詳しく解説します。
YouTubeオープニング10秒で離脱される6つの原因
YouTubeオープニング10秒で離脱される原因を6つ紹介します。
- 釣り動画になっている
- オープニング動画が長い
- 本題に入らない
- 最後まで見てもらえるようなネタが仕込まれていない
- 新規視聴者を考慮していない
- BGMや音声が動画と合っていない
それぞれ深掘りして説明していきます。
原因1 釣り動画と判断される
具体的にはタイトルやサムネイルと動画の内容が「視聴者が期待していた動画」と違うパターンです。
タイトルやサムネイルを工夫することでクリックしてもらうというテクニックもあり、実際に再生回数を増やすことは可能です。
しかし、結果的に動画がはじまってすぐに視聴者は離脱してしまうため、YouTubeからの評価は下がってしまいます。
・オシャレなサムネイルに惹かれてクリックしたが、画質の悪い動画だった。
・「衝撃の」などのパワーワードに惹かれてクリックしたが、何が衝撃なのかわからない。
このような動画は釣り動画と思われて離脱されてしまいます。
原因2 オープニング動画が長い
特にYouTube初心者が陥りやすい原因の1つです。オシャレなオープニング動画や映画のようなオープニングムービーに憧れる人も多いですよね。
しかし、視聴者目線で考えるとハッキリ言ってオープニング動画なんて要らないから早く本題に入ってほしいと思っています。
視聴者を魅了するほどのオープニング動画の場合は別かもしれませんが、動画編集を始めて間もない初心者が制作したオープニングムービーは技術的にも稚拙な場合も多いです。
原因3 本題に入らない
サムネイルが動画の内容と合っていて、オープニング動画が無かったとしても、挨拶や自己紹介が長くなかなか本題に入らない動画は視聴者が離脱する可能性が高まります。
なぜなら、動画の冒頭で本題に入らないため、視聴者は動画のテーマがわからなくなってしまうためです。
特にハウツー系や解説系の動画は視聴者に動画の冒頭でテーマが伝わらないと離脱される傾向にあります。
原因4 最後まで見てもらえるようなネタが仕込まれていない
サムネイルやタイトルを見た時に視聴者は事前に動画の内容をイメージします。そして、視聴者は見たい動画や知りたい情報などの欲求があります。
そのため、視聴者に「最後まで見れば、自分の欲求が満たされるかもしれない」と思ってもらう必要があります。
動画の冒頭に「最後まで見たら欲求が満たされるかも」と期待させるようなネタが仕込まれていないと、視聴者は欲求が満たせられるかわからない動画を見る必要が無いと判断し、離脱して他の自分の欲求を満たす動画を探すことになってしまいます。
原因5 新規視聴者を考慮していない
シリーズになっている動画に多いパターンです。大抵の場合、視聴者は「〇〇」というキーワードで検索した時に表示される動画を視聴します。
そのため、過去動画を見ている視聴者は極少数です。また、過去動画を見ていたとしても、最初から最後まで見ているとは限りません。
結果として過去動画を見ている事が前提として制作されている動画は新規視聴者に内容が伝わらないため離脱される可能性が高くなります。
原因6 BGMや音声が動画と合っていない
視聴者が不快な音やBGMだと感じてしまうだけで離脱してしまう可能性が高くなります。
有名なYouTuberが使っている音楽や有料のBGMを使用していても、動画のテーマとBGMが合っていないと同じく離脱してしまう可能性が高くなります。なぜなら、視聴者にとって不快だと感じる音楽は長く聞いていたくないためです。
また、BGMの音量が大きすぎてトークが聞き取れなかったりするだけで視聴者は離脱してしまうので注意が必要です。
オープニング10秒で離脱されないようにする5つの対策
それでは、視聴者に離脱されないようにするための対策を5つ紹介します。
- オープニングにダイジェストを入れる
- オープニングで視聴者への好奇心を煽る
- オープニングに目次を入れる
- 新規視聴者を考慮して冒頭を制作する
- コールドオープンを取り入れる
目的は動画のコンセプトや雰囲気を伝えることで、視聴者の視聴意欲を高めることです。それぞれ深掘りしていきます。
対策1 オープニングにダイジェストを入れる
動画が始まった瞬間に視聴者がサムネイルやタイトルでイメージした「見たい」、「知りたい」と思われる部分をすぐに見せることで「この動画には自分が求めているものがある」と思わせることができれば、視聴維持率が上がります。
視聴者がベネフィットを感じることが重要です。
ダイジェスト動画とは、動画を要約してまとめたものです。ドラマや映画の予告のように、動画の冒頭に視聴者の印象に残る情報を入れると効果的です。
しかし、動画のジャンルによっては冒頭に最終的な結論を入れてしまうと、視聴者がそこで満足して離脱してしまう可能性があるので注意が必要です。
対策2 オープニングで視聴者への好奇心を煽る
冒頭で視聴者に最後まで動画を見ることの重要性を伝えることが重要です。
例えば、カレーの作り方というテーマで、冒頭に「隠し味はコーヒー牛乳です。決め手は隠し味を入れるタイミングです」と伝えることで、視聴者は「どこで隠し味を入れるんだろう?」と興味を持ちますよね。
注意する点は勿体ぶり過ぎないことです。なんでもかんでも「最後まで見てね」といった内容にしてしまうと、視聴者はテーマを理解することができずに離脱してしまいます。
対策3 オープニングに目次を入れる
実は一生懸命書いた動画説明欄を見てくれる視聴者は少ないのが現実です。そのため、動画説明欄に動画の見どころをタイムスタンプで説明しても、視聴者に見てもらえるとは限りません。
特にスライドを多用した動画を公開している場合、動画の冒頭に目次を入れると動画の内容を視聴者が理解しやすいため、離脱される可能性が下がります。
例えば、ニベアスライムの作り方というテーマで、
1.ニベアスライムのさわり心地
2.ニベアスライムの作り方
3.ニベアスライムを作る時に絶対守ること
上記のような目次を作り、「動画説明欄からタイムスタンプで飛べます」と説明すれば、視聴者が動画説明欄を開いてくれる可能性も高くなります。
対策4 新規視聴者を考慮して冒頭を制作する
視聴者には既にチャンネル登録してくれているリピーターと初めて見てくれる新規視聴者がいます。チャンネル登録者数を増やすためには新規視聴者を取込む必要がありますよね。
そのため、新しい視聴者の事を考慮した動画にしなくてはなりません。具体的には「動画のテーマを簡単に説明する」「過去動画をふり返る」という内容を冒頭に入れましょう。
大切なことは、視聴者は自分の動画のテーマを既に知っているという概念を捨てることです。
対策5 コールドオープンを取り入れる
オープニング動画でチャンネルのブランドを高めたいと思っている人におすすめの手法です。
コールドオープンは動画の本題を説明した後でオープニング動画を入れる手法です。
冒頭でのオープニング動画が長いと離脱の原因になりますが、オープニング動画の前に本題を挟むことで離脱率は下がると同時にチャンネルのブランドを高めることができます。
まとめ
いかがでしたか。
YouTubeオープニング10秒で離脱される6つの原因と5つの対策を紹介しました。
YouTubeオープニング10秒で離脱される6つの原因
- 釣り動画になっている
- オープニング動画が長い
- 本題に入らない
- 最後まで見てもらえるようなネタが仕込まれていない
- 新規視聴者を考慮していない
- BGMや音声が動画と合っていない
オープニング10秒で離脱されないようにする5つの対策
- オープニングにダイジェストを入れる
- オープニングで視聴者への好奇心を煽る
- オープニングに目次を入れる
- 新規視聴者を考慮して冒頭を制作する
- コールドオープンを取り入れる
離脱されないためには動画開始10秒で視聴者の視聴意欲を引き上げることが必要です。
この記事を読んで、あなたの動画の維持率が上がることを心から祈ります。